相続に関する手続きについて教えてください。
90歳を目前にして父が亡くなりました。 長い間入院していて、死が近いこともお医者さんから伝えられていたので覚悟はできていたし、葬儀社の手配も済んでいましたが、葬儀が終わるとそれなりの財産も残してくれていたので、相続手続きやその他にも役所でのいろいろな手続きや、公共料金の変更や生命保険の請求やカードや携帯電話や銀行口座の解約など、やるべき作業が山のようにあって、それを一手に引き受けてしまったことに後悔しています。 さすがに相続に関する手続きは、相続人も多く相続税に関しての知識もないので、司法書士の先生にお願いしようと思っていますが、相続に関する手続きにはどのようなものがあるのでしょうか? 一応事前に把握しておきたいので、分かりやすくご指導よろしくお願いいたします。 |
確認作業や手続きはたくさんあるので速やかに専門家へ
まず最初にしなければいけないのが、遺言書を確認する必要があります。 遺産相続においては、遺言書があるかどうかで手続き方法や進め方が変わってきます。 遺言書がある場合は、基本的にはその内容にしたがって遺産を分割することになりますが、ない場合は相続人が集まり、遺産分割協議をして分割方法を決めなければいけません。 したがって、できるだけ早めに遺言書の有無は確認しましょう。 遺言書がない場合は、相続人と相続財産を調査する必要があり、被相続人が生まれたから亡くなるまでの、戸籍謄本、除籍謄本、改正原戸籍謄本などを全て取得して、親族関係を確認しなければいけません。 そもそもどのような財産があるのか分からないと、遺産分割協議も進めることができませんので、その前に相続財産を確定しなければいけません。 不動産や預貯金や株の証券など、財産を把握していない場合は、確認作業だけでもかなりの労力が必要になります。 相続税の申請も含めて、相続手続きを素人が行うことはとても大変ですので、専門家に速やかに相談することをおすすめします。 |