〜来る大相続時代に備えて〜
<1>大相続時代の4つの新常識
少し前の日経新聞の記事に、「資産がない家でトラブル多発、大相続時代の心構え」と題し、これからの「大相続時代」に備えるべき4つの新常識が掲げられていました。
|
<2>これからの相続で注意すべき事例
@「資産のない家」ほど、もめる
「ウチはもめるほど財産はない」という考えは、危険です。現に、家庭裁判所の遺産分割紛争に関する統計では、争いのある事件は遺産総額1000万円〜5000万円以下のケースが最も多く、特に「自宅とわずかな預貯金」という分けにくい遺産はその典型です。従って、たとえ資産が少なくても、相続対策を講じる必要はあるといえます。A「普通の家」にも相続税がかかる
2015年1月から相続税の基礎控除が縮小されたため、今後は一般家庭でも相続税が課税されるケースは十分にあります。相続税対策がますます重要になったといえます。B孫へ資産を移す「代飛ばし相続」を検討する
民法の相続法では孫に財産は「相続」されませんが、例えば、非課税制度を一部利用して孫に生前贈与したり、あるいは、遺言や信託の制度を利用して、孫へ財産を直接承継させることができます。家族全体の高齢化が顕著になる中、今後は、遺産の代飛ばしも検討していく必要があります。C相続開始前に「認知症」リスクあり(重要)
財産管理において、これからの時代は、相続開始前の認知症等による本人の意思能力の欠如というリスクがあります。ある統計では、介護を必要としない「健康寿命」と平均寿命との差は、日本人の場合約7年とされており、実際、この期間に自分の財産が事実上凍結されるような事態が生じます。 重要なことは、自分が認知症になる前に、財産の管理方法や財産の承継について、希望するプラニングを決めておくことです。
なお、これに関しては、同サイト内にある「家族信託」のページをご参照ください。信託で決める家族の財産管理(事例編)
遺産承継と相続手続きの専門家 - 司法書士安西総合事務所
遺産承継や相続手続きは、専門知識が必要な分野です。司法書士安西総合事務所では、遺産の調査から相続人の特定、遺産分割協議書の作成まで、一貫したプロフェッショナルサポートを提供しています。相続手続きに関する全てのプロセスを、受任から平均3ヶ月から6ヶ月で完了し、お客様のご負担を最小限に抑えます。
相続手続きに必要な以下のサポートを支援します
・戸籍謄本の取得、法定相続情報一覧図の交付
相続手続きに必須の除戸籍謄本やその他必要書類の請求・取得を代行。必要に応じて法定相続情報一覧図を手数料ゼロで取得します。・相続人の確定、遺言・遺産の調査
法定相続人の範囲を確定。同時に、故人の残した遺言の有無や遺産の概要を調査します。・円滑な遺産分割の調整
相続人間の公平に配慮し、円滑な遺産分割が整うように相続人間の調整を行います。・相続税に関する専門的アドバイス
税理士と連携して、相続税の計算から申告、相続税の節税対策まで幅広いサポートを提供。相続税に関する疑問や悩みに対しても、専門的な解決策を提案します。相続専門家と提携し安心のサービスを提供します
遺産承継や相続手続きについてご不安やお悩みがある場合は、司法書士安西総合事務所までお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、皆様の大切な遺産を確実に次の世代へと引き継ぐお手伝いをいたします。
次のページ
相続登記ご依頼の流れと費用のページ