不動産の名義変更をしない人は多いの?
父は私が中学生の時に亡くなって、その後は母が私と妹と女手一つで育ててくれました。 私は優秀な妹には大学に行って欲しくて、高校を卒業してからすぐに地元戸塚区の自動車工場に就職して、妹からも感謝されてきて、本当は勉強が好きではなくて私自身がそのことには納得していて、これまで幸せな人生を過ごせてきましたが、敢えて母にも妹にも本当のことは話してきませんでした。 私はその後同じ工場で働く女性と結婚して、母との気が合って同居してくれることも快く承諾してくれて、妹は大学を卒業した後実家を出て都内の会社に就職して、その後良い人に巡り合えて結婚して子供にも恵まれ、昨年私たち夫婦にも子供ができて、共働きの私たちの代わりに母が孫の面倒をみてくれると、仕事もやめて張り切っていましたが、そのタイミングで病気が見つかり、その時にはすでに手遅れの状態で、あっという間に亡くなってしまいました。 母の死後いろいろ手続きをする中で、家の登記簿をはじめて見ましたが、まだ父の名義のままになっていることが分かりました。 相続税はかからないということで、不動産の名義変更を無理にする必要がないということですが、現実的にこのようなケースで、親の名義のままにしている人は多いものなのでしょうか? やはり名義変更をすれば、それなりの費用がかかるのでしょうか? |
相続登記されないで放置されている不動産は多いです
そもそも土地や建物など不動産を相続した人は、不動産の名義変更、つまり相続登記が完了してはじめて所有権を得ることになります。 しかし、日本では同じようなケースで、多くの不動産が名義変更をされないまま放置されているのが現状です。 その理由は相続登記が義務化されていないからだと思いますが、ご質問の回答にもなりますが、相続登記には費用も手間もかかり、専門家である司法書士に依頼すれば、そこにも費用が発生するため、面倒なことはしないでそのままになっていると予想できます。 |