一方、合同会社とは、2006年の会社法改正よって設立が可能になった会社の新しい形態の一つで、アメリカのLLC（Limited Liability Company）がモデルとなっています。経営者と出資者が同一で出資者全員が有限責任社員であり、経営の自由度が高く、設立や維持コストも低いなどの特徴があります。株式会社と比較して容易に設立することができることから、年々設立数は増えています。また、会社経営について、株式会社と異なり、出資の多い人（大株主）の意見が常に優先されるわけではありません。
現状、合同会社認知度は低く、会社としての信頼性やイメージでは株式会社に劣っていて、会社として登記されている数は圧倒的に株式会社の方が多いのが現実です。
将来的に人員を増加させて事業を拡大していく予定があるのであれば、資金の提供を行う株主と会社の経営者が分離している株式会社を選択することをおすすめします。